ご挨拶

第8回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会甲信越支部学術集会にむけて
「在宅で安心・安全・安楽(幸せ)に」

会長 大平 峰子

(牟礼診療所 所長)

 「新型コロナ禍」においては、当たり前と思っていた日常がいかに素晴らしいものであるかを再認識するとともに、幸せとはどういう状態を指すのかを改めて考えるようになりました。かつては病院入院でなければ施行できなかった酸素療法が多くの先人の努力のおかげで在宅でも可能となり、人工呼吸器も在宅で利用できるようになりました。
 しかし、在宅でさまざまな医療を行うには患者さん・医療者ともに多くの不安を抱えることにもなります。
 新型コロナ感染状況の予測は不明ではありますが、2023年7月1日 土曜日に長野市若里市民文化ホールにて第8回学術集会をハイブリッド開催の予定です。
 多くの在宅慢性呼吸不全患者さんの治療にあたっておいでの、川崎市の武知由佳子先生、訪問呼吸リハビリテーションを長年継続しておいでの岩手の中田隆文先生、肺移植後の呼吸リハビリテーションにも携わっておいでの兵庫の玉木彰先生、呼吸リハビリテーションの地域連携のご指導をくださっている神戸の石川朗先生にご講演をお願いし、患者さん(と医療者)が不安なく在宅で幸せに過ごすことができるよう学んでいくことができたらと考えております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。